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先生からのメール

2005年
                                                
大宮ろう学校の先生とメールなどで交流を続けながら
僕は何か子供達と一緒に楽しいことが出来ないかを模索していました。
そこでN先生から「子供達と一緒に絵を描いてみてはどうですか」というアイデアが出ました。
さらに「どうせ描くならずっと残るような、、たとえば壁画とか、、、」
                                              
学校の壁に子供達と一緒に描く壁画。
                                              
そんな絵が描けたら最高です。
僕は迷う事なく「もちろん描きたいです。ぜひ描きましょう」と伝えました。
                                                
しかし、、、言うのは簡単ですけど実際にやるのは大変です。
学校の許可や経費の問題をどうすれば良いのかを考えつつも僕も先生も日々の仕事に追われ、
その問題を解決できないまま、ただ時間だけが過ぎていきました。
                                                      
僕自身、自分の力で全ての問題をクリアーにして子供達と壁画を描くのは難しいかなぁ、、と思っていた頃、N先生より一通のメールが届きます。

そこにはある一人のCODAの男の子の事が書かれていました。(*CODA[コーダ]/CHILDREN OF DEAF ADALTの略=ろう者の両親にもとに生まれた健聴者)
(この子は大宮ろう学校の生徒ではありません。)
その子は家庭内でのコミュニケーションに悩み、とても孤独で辛い思いをしているというもので、僕はその内容に息を飲みました。
僕はその子と同じ経験はしていませんが、僕もCODA。
子供の頃に両親がろうあ者である事で味わった感覚と重ね合わせながらその子の事を想いました。
                                               
こういった心の問題は、”原因を探り、直ちに問題を解決する”というような簡単な話ではないのでしょう。
さらに子供だけではなく、きっとその子の両親の心のケアも必要なのでしょう。
                                               
文面からはN先生自身のやりきれない思い、無力感が伝わってきます。
                                                
                                                

そしてメールの最後にはこう書かれていました。
                                               
「私自身、もっともっと勉強しなければいけません。
 こんなときにKADOさんの大きな絵が学校で出迎えてくれたら元気が出るだろうなぁ。」
                                                 
                                               
僕は決意しました。
                                               
僕に出来る事があるのならば。
たとえそれが子供達が抱えた様々な問題の直接の解決にはならなくても、
子供達が成長していく中で経験するであろう苦難のとき、自分自身の心が帰れる楽しい記憶を作ってあげられるのであれば。
                                                  
僕は絵を描きたい。
                                               
みんなといっしょに絵を描き、それを残したい。
                                                 


2005-10-12 16:22  nice!(0)  コメント(7)  トラックバック(0) 
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コメント 7

kawaguchi

すみません、質問です。
その、CODAの男の子はkadoさん達と一緒に絵を描いているのでしょうか?どうしているのでしょうか?誰かが守ってくれているのでしょうか?
私には何もできませんが、悲しくて、とても気になります・・・。
by kawaguchi (2005-10-12 19:45) 

N

CODAの子は今回一緒に絵を描いてはいません。聞こえる子ですから別の一般の学校に行っています。今は安全に過ごしています。門さんの思いはそのことが一つの大きなきっかけにはなったけれど、特定の誰かのためということではなく、聞こえない子、聞こえる子、関わる保護者や教師、みんなのいろんな気持ちを受けとめて、あたたかく励まし、勇気づけることができればということだと私はとらえています。ですよね、門さん。
by N (2005-10-13 01:52) 

kado

kawaguchiさん、どうもありがとう
Nさんが言ってるようにCODAの子は大宮ろう学校の子ではありません。誤解を招いてごめんなさい。

Nさん、どうもありがとう
おっしゃる通りです。
僕はみんなと楽しい思い出が作りたいです。
笑顔でいるためには笑顔の記憶が大切だと思います。
by kado (2005-10-13 02:07) 

ya.

なんだか人事のように思えないですね。
ありがたいことに私は周りの人に恵まれ親が原因でいじめを受けたりとかはなかったのですが、やっぱり親とのコミュニケーションの点ではぶつかったりすることがあります。
特に思春期はお互いにどう接したらいいのか、普通の親子間でも難しいのに…

どうか、楽しい思い出を一緒に作って下さい。
大宮ろう学校の文化祭行こう思っています☆
by ya. (2005-10-13 12:37) 

kawaguchi

Nさん、ありがとうございます。安全に過ごしているなら、ほっとしました。私も、kadoさんの絵では、やさしさを貰ったり、しあわせを貰っています。今回の文化祭では、大勢の人にやさしさや、しあわせを、わけてあげる事が出来るのだと思います。大切な思い出を作りに、伺います。
by kawaguchi (2005-10-13 23:41) 

peter

そのcodaのこのためにも、大宮聾学校の子供達のためにも、壁画を見る全ての人にパワーを与える絵を完成させて下さい。
陰ながら応援しています。
by peter (2005-10-14 16:14) 

kado

peterさん、どうもありがとう
みんなで力を合わせてがんばります。
子供達からもらうパワーの方が大きいんですけどね(笑)
by kado (2005-10-14 23:47) 

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